今、この文章を緊急で書いています。
メンタリストDaiGoの差別発言の件、しばらく注視していました。
動画そのものはちょっとしか見ていませんが、ニュースやsnsなどでコメントなども拝見しました。
その中で、あくまで個人的に感じたことを書こうと思います。
「ホームレスの命は軽い」
人の命に優劣をつけるのは明らかな優生思想でとても悪質なのは言うまでもないのですが、その発言には非常に恐怖を感じました。
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過去の日記にも書きましたが、自分も以前ホームレスになるかどうかって時期があった。
そのときは自殺未遂こそしたけれど、結果として住む家は確保されている。
でも、正直にホームレスになってもおかしくなかった。
それぐらい追い詰められていましたし、そのときホームレスになってたらどうなっていたのだろうと思うことがある。
ホームレスについては結構お話を聞く機会があり、ホームレスを支援してる団体のホームレスを巡回する活動にも一度参加したこともある。
ホームレスは本当に身を守るものが何もなくて、常に身の危険を感じながら生活をしている。
それこそ助かるかどうかなんてわからないし明日が無事に来ることも確約されてない。
真冬でもなればたくさんの方が亡くなる。
ホームレスを忌み嫌う人も多い。
ホームレスへの襲撃はかなりの頻度で発生すると聞く。
その中で自分の中で忘れられない事件がある。
岐阜市ホームレス男性襲撃事件
この事件は、岐阜市のホームレスが若者の集団に襲われ亡くなった凄惨な事件だ。
少年5人が逮捕され、うち2人が傷害致死罪で実刑判決、1人は少年院送致、残る2人は不起訴処分となった。
この事件に限らずホームレス襲撃の事件全般に言えることですが、襲撃した理由に見下してる意識があったと聞く。
事情を知らない若者が、人を人として見ず、悪質な行為を繰り返す。
今回の差別発言で緊急に文章を作ってる理由として、メンタリストDaiGoの影響力がある。
言うまでもなく有名人であり、特に熱狂的な若者のファンが多い。
そんな影響力のある人間が報道されてるような発言をすれば、多くの若者が感化され、ホームレスはもちろん弱者に対して暴力を振るう可能性がある。
実際、彼の動画やsnsなどでは共感している人も多い。
そんなファンが暴徒化したら・・・
今まででもたくさん襲撃の話はありましたが、そんな動きが加速するような感じがする。
今回の差別発言で相模原のやまゆり園の事件を出す人も多いけど、自分も含めた弱者にとって優生思想は恐怖でしかない。
常に命を狙われる恐怖に怯えながら生活しないといけない。
日本と言う国は差別意識に鈍感だなと感じるときがある。
人はどこかで優劣をつけ、どこかで人を見下している。
でも、誰にでも生存する権利はありますし、何より大事じゃない命なんてない。
完全な平等なんて存在はしないと感じるけど、せめて生きることぐらいはさせて欲しい。
生きづらさJapan