私は、今まで普通と言われる世界で生きてきたが、ずっと普通とは何かを考えていた。なぜなら、私には普通と普通じゃない事の境目がわからなかったからだ。
そんな私は先日『うつ』の診断をうけ1ヶ月の休職と通院治療が必要と医師に言われた。この瞬間、私は普通のラインを越えたのだろうか?
何らかの診断を受け治療を必要とするという事は、何らかの基準が必要となる。私の精神状態はその普通とされる基準を上回ったという事なんだろうか?
だとしたら、『私』という一人の人間自体も普通ではなくなってしまうのだろうか?
よくわからない・・・
でも私は、こころのどこかでホッとしている。なぜなら、私はこの世界でずっと生きづらさを感じていたからだ。『うつ』の診断を受けた事で普通とされる世界が私にとっては『生きづらいもの』であると言えるようになったのだ。
もしも、この世界に普通という境界線があるのであれば、私はそこを越えて新たな自分を見つける旅に出るのだろう。弱くて、儚い心をもつ自分を探す長い旅へと・・・。
生きづらさJapan