「生きづらさJAPAN」は人々の抱えている「生きづらさ」を「生きやすさ」に変えるためのオンラインメディアです。 「生きづらさ」に関する生の情報を発信し、「生きづらさ」を抱えている人どうしが交流する場を提供します。
「生きづらさ」の形はさまざまです。 身体障害、精神障害、発達障害、ひきこもり、不登校、セクシャルマイノリティ、がん、難病・・・・・・。 「生きづらさJAPAN」では、「生きづらさ」を縦割りで考えることはしません。 むしろ、さまざまな「生きづらさ」に横串を通すことで、「生きづらさ」を抱える仲間たちひとりひとりに共感して寄り添うメディアを目指します。
全国には多数の自助グループや様々なイベントが存在しますが、これらの情報のほとんどはネットで検索しても見つかりにくいため、多くの当事者は目にすることが難しいです。 そこで、生きづらさJAPANではイベント検索機能を提供し、自助グループの情報や各種イベントの検索や投稿ができるようにしました。 なお、イベントの登録にはイベント主催者登録とログインが必要です。登録は無料です。
笑点の大喜利のように、特定のお題に対して回答ができる場です。また、他の人の回答に対して(「いいね!」にあたる)座布団をあげることもできます。 回答は真面目に行っても笑いをとりにいっても構いません。 なお、回答や座布団をあげる機能の利用にはユーザー登録とログインが必要です。登録は無料です。
当事者を中心とした皆様が抱えている生きづらさに関する体験談や情報共有などの、当事者発信の場です。 なお、読者投稿やそれに対する「いいね!」の機能の利用にはユーザー登録とログインが必要です。登録は無料です。また、コラムを閲覧する場合は、更に有料会員登録が必要になります。
メディアが発信する福祉などに関する各種ニュースをまとめて見られます。様々なメディアから発信される福祉などのニュースを一元化することで、生きづらさに関する情報をワンストップで、生きづらさJAPANの利用者に提供します。
初めまして。「生きづらさJAPAN」代表の、なおと申します。 私は、かつてIT企業で過労等が原因のうつ病と診断された、双極性障害の当事者です。また、6年ほど都内でうつ病の自助グループを主催しました。更に、ピアサポート専門員の有資格者であるほか、福祉職の経験もあります。
ここでは、様々な生きづらさを抱えた当事者によるプロジェクト「生きづらさJAPAN」の意義や目的を書かせて頂きます。ご一読頂ければ幸いです。
私が初めて精神疾患になったのは2002年の末。当時は精神科でうつ病と診断されましたが、周りに精神疾患を患った人はおらず、病気についてネット等で調べてもあまり情報もなく、孤立していました。8年の間に病気は悪化し続け、2度の自殺未遂を経験しました。
ある時、自助グループの存在を知りました。他の当事者はどうしているのだろうという思いで、自助グループに参加しました。「こんなに素晴らしいものがどうして注目されていないのか?」と思うほど自助グループの存在は刺激的でした。なぜなら、次のメリットがあったからです。
一方で、人口が多い所でも、自助グループの数は少ないことがわかりました。そして、「もっと当事者の居場所を増やしたい」という思いで2012年に自ら自助グループを主催しました。
自助グループを主催したおかげで様々な人と出会いました。また、他の自助グループやイベントに参加することで、気分障害、統合失調症、発達障害、ひきこもり、LGBT等、うつ病以外の様々な問題で悩む人々と知り合いました。知り合った人達に共通していることは「苦しんでいること」「居場所や情報を必要していること」でした。
そんな人々に何かできることはないか? 出会った人達と話をする内に、「生きづらさを抱えている当事者を生きやすくする」ための1つのカギは「当事者による生の情報の提供」にあると、私は確信しました。
当事者同士が繋がり、当事者による生の情報を発信し合うことで、当事者ならではの情報をやり取りすることができます。例えば、当事者から睡眠の取り方や日常生活の送り方の話を聞くことは、医師が処方した薬を服用することと同じぐらい大切な意味をもつことがあります。当事者同士は似た経験をしているからこそ、当事者とは限らない医師からの情報に比べて、当事者による生の情報は共感をもって接することができます。
そして、約20年にわたるWeb系のシステムエンジニアの経験をいかして、「当事者による生の情報の提供」を行うサービスを、生きづらさに悩んでいる人達を中心にして作りたいと思いました。
幸い、私の元にひきこもり、発達障害、LGBTといった当事者でありながら、デザイナー、エンジニア等、様々な能力を持つ人達が集まりました。更に、この人達は抱えている生きづらさこそ異なる一方、「生きづらさ」を「生きやすさ」にしたいという想いは共通していました。
「全ての生きづらさに横串を刺し、情報を一元化しよう。生きづらさを抱える当事者に、当事者による生の情報を届けよう。当事者間の交流を手助けし、当事者間の見えない壁を壊し、生きづらさを抱えてる人を生きやすくしよう。」
そんな想いで、「生きづらさJAPAN」を立ち上げました。
双極性障害兼Web系SE。6年間、うつ病の当事者会の代表をする一方でピアサポート専門員の資格を持ち、グループホームでの勤務経験もある。
Webエンジニア。うつ状態により高校を中退後、現在に至る約15年にわたって精神科に通院中。断続的ながら10年にわたるひきこもりの経験がある。2018年6月まであるIT関連企業に勤務していた。
生きづらさJapan